「死に山」世界一不気味な遭難事故・ディアトロフ事件の真相とは
1959年1月23日、ウラル工科大学の学生とOBら9名のグループが、ウラル山脈北部の山に登るため、エカテリンブルクを出発した。彼らは遺体で見つかった。どうして彼らは死んでしまったのか？オカルトめいた真実とは。
●ディアトロフ事件
1959年2月2日の夜、当時のソ連領ウラル山脈北部でスノートレッキングをしていた男女9人が不可解な死を遂げたことで知られる事件。
出典 ディアトロフ峠事件 - Wikipedia
・９人の若者たち
男性7名、女性2名からなるグループは、全員が長距離スキーや登山の経験者で、トレッキング第二級の資格を持っていた。
出典 世界一不気味なロシア遭難怪死事件に挑む HONZ特選本『死に山』(1/4) | JBpress(日本ビジネスプレス)
当時のソ連でトレッカーの最高資格を獲得するために、困難なルートを選んでいた。資格を得られれば「スポーツ・マスター」として人を指導することができる。彼らはこの資格がどうしても欲しかったのだ。
出典 世界一不気味なロシア遭難怪死事件に挑む HONZ特選本『死に山』(1/4) | JBpress(日本ビジネスプレス)
・何かが起きた夜
2月2日、グループのリーダーであるディアトロフの指揮のもと、彼らは猛吹雪の中、ホラート・シャフイル山の斜面にテントを設営した。
出典 ロシア最恐9人怪死の未解決事件「ディアトロフ事件」の仮説7つ！ 放射線まみれの衣服、舌や目のない死体、謎の発光体…
しかし、その後彼らに何が起こったのかは誰も知らない。
出典 ロシア最恐9人怪死の未解決事件「ディアトロフ事件」の仮説7つ！ 放射線まみれの衣服、舌や目のない死体、謎の発光体…
リーダーだったディアトロフ
・見つかった遺体
ディアトロフは麓の集落・ヴィジャイに戻ったら電報を送ると話しており、到着は2月12日頃と想定していた。しかし1週間過ぎても何の連絡もなく、遂に捜索隊が結成された。
出典 ロシア最恐9人怪死の未解決事件「ディアトロフ事件」の仮説7つ！ 放射線まみれの衣服、舌や目のない死体、謎の発光体…
2月26日、捜索隊は放棄されてひどく損傷したテントをホラート・シャフイル山で見つけた。
出典 (2ページ目)ロシア最恐9人怪死の未解決事件「ディアトロフ事件」の仮説7つ！ 放射線まみれの衣服、舌や目のない死体、謎の発光体…
テントの前部入口は閉まっていたが、テントは内部からナイフで切り裂かれていた。
出典 (2ページ目)ロシア最恐9人怪死の未解決事件「ディアトロフ事件」の仮説7つ！ 放射線まみれの衣服、舌や目のない死体、謎の発光体…
・謎が多い遺体状況
テントは半分引き裂かれ、雪で覆われていた。中に人の姿は無く、グループの所持品や靴はすべて残っていた。
出典 (2ページ目)ロシア最恐9人怪死の未解決事件「ディアトロフ事件」の仮説7つ！ 放射線まみれの衣服、舌や目のない死体、謎の発光体…
わかっているのは、何らかの理由でメンバー全員がテントを飛び出し、マイナス30度の闇の中に散り散りに逃げていったということ。
出典 世界一不気味なロシア遭難怪死事件に挑む HONZ特選本『死に山』(1/4) | JBpress(日本ビジネスプレス)
後に9名の遺体が発見されたのは、テントから1キロ半ほども離れた場所だった。
出典 世界一不気味な｢遭難怪死事件｣の真相 | 今週のHONZ | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準
彼らはろくに服も着ておらず、靴もはいていなかった。検死の結果も不可解だった。6人は低体温症で死んでいたが、残る3人は頭蓋骨を骨折しており、女性メンバーのひとりは舌がなくなっていた。
出典 世界一不気味な｢遭難怪死事件｣の真相 | 今週のHONZ | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準
さらに、遺体の着衣からは異常な濃度の放射線が検出されたのだ。
出典 世界一不気味な｢遭難怪死事件｣の真相 | 今週のHONZ | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準
気温が摂氏マイナス25度から30度と極めて低く、嵐が吹き荒れていたにも関わらず、遺体は薄着だった。彼らの内の何人かは片方しか靴を履いておらず、同時にその他の者は靴を履いていなかったか、靴下しか履いていなかった。
出典 ディアトロフ峠事件 - Wikipedia
●今も真相は闇の中
事件が起きた一帯は後にトレッキング隊のリーダー、イーゴリ・ディアトロフの名をとってディアトロフ峠と呼ばれるようになった。
出典 世界一不気味なロシア遭難怪死事件に挑む HONZ特選本『死に山』(2/4) | JBpress(日本ビジネスプレス)
事件発生から半世紀以上たった今も真相は闇の中だ。
出典 世界一不気味なロシア遭難怪死事件に挑む HONZ特選本『死に山』(2/4) | JBpress(日本ビジネスプレス)
仮説1.雪崩
押し寄せてきた雪が夜のうちにテントを潰し、メンバーはパニックに陥ったというものである。
出典 ディアトロフ峠事件 - Wikipedia
一行はテントを切り裂いて逃げ出したが、靴や余分な衣服を雪崩で失ってしまった。氷点下の中で湿った雪に覆われると、15分以内に極度の疲労や低体温症による意識喪失が起こり、生存に関わる危機を招く。
出典 ディアトロフ峠事件 - Wikipedia
この一帯は傾斜15度で雪崩の起こりやすい地域ではないという主張はあるものの、面発生表層雪崩は新雪が積り人が雪塊を崩したところでよく起こる。
出典 ディアトロフ峠事件 - Wikipedia
事件のあった夜は雪が降っており、キャンプ地は山の斜面にあって、一行がいたために雪塊は不安定になっていた。そしてテントが部分的に切り裂かれ、雪に覆われていたことは、小規模な雪崩がテントを押し流したという説を支持する根拠になる。
出典 ディアトロフ峠事件 - Wikipedia
仮説2.ロシア軍の秘密基地
軍がこの地域で秘密裏に核実験や兵器の開発をしているという噂が、以前からあった。
出典 (4ページ目)ロシア最恐9人怪死の未解決事件「ディアトロフ事件」の仮説7つ！ 放射線まみれの衣服、舌や目のない死体、謎の発光体…
軍のミサイル実験や低速ジェットが衝撃波や騒音を出し、ディアトロフ一行をパニックに陥れたという説である。
出典 (4ページ目)ロシア最恐9人怪死の未解決事件「ディアトロフ事件」の仮説7つ！ 放射線まみれの衣服、舌や目のない死体、謎の発光体…
これは、グループの2人の衣服が高い線量の放射線で汚染されていたことの説明にもなり有力である。
出典 (4ページ目)ロシア最恐9人怪死の未解決事件「ディアトロフ事件」の仮説7つ！ 放射線まみれの衣服、舌や目のない死体、謎の発光体…
・公式な調査は直ぐに打ち切り
公式な調査は同年5月には打ち切られ、「犯人はいない」とされたものの、事件の資料は機密文書とされた。
出典 (2ページ目)9人怪死ロシア最恐の未解決事件「ディアトロフ事件」に新物証か!? 謎すぎる金属板発見で再調査、事件解明へ！
説明しきれない謎が残るのもまた事実。60年前の謎多き事件の謎は明らかとなるのか、世界中のマニアが注目している。
出典 (2ページ目)9人怪死ロシア最恐の未解決事件「ディアトロフ事件」に新物証か!? 謎すぎる金属板発見で再調査、事件解明へ！
