保険金目当で母が息子を・・・長崎・佐賀連続保険金殺人事件
1999年に発覚した保険金殺人事件。実母による息子殺し保険金殺人事件は日本初だった。外尾計夫と山口礼子、アンビリーバボーでも紹介された父子連続保険金殺人事件 。
1999年に発覚した保険金殺人事件。
●佐賀・夫殺害事件
ホステスとしていた山口とそこで知り合った外尾
佐賀県の外尾計夫とホステスをしていた山口は1991年暮れ頃知り合い、その後肉体関係を持つようになっていた。不倫関係に陥った。
出典 死刑確定囚(2008年)
山口は当時結婚していたが、夫が浮気していたことなどから愛情を失っていた。離婚話も出ていたが、子供は引き取るなどと言われていたため憎んでいた。W不倫である。
出典 死刑確定囚(2008年)
1992年9月、山口は夫に睡眠導入剤を混入したカレーライスを食べさせた上、佐賀県の大浦海岸で転落させて水死させ、約9000万円の保険金を騙し取った。魚釣り中に護岸上から過って転落して死亡したと偽り、計2社から死亡保険金約9900万円をだまし取った。保険金は二人で折半した。
出典 長崎・佐賀連続保険金殺人事件 - Wikipedia
●長崎・実子殺害事件
外尾は金をギャンブルで浪費し、1993年7月までに使い果たした。そこで山口が夫から相続した土地を次々と売ったが、いずれも外尾被告が浪費し、生活に困窮するようになった。
出典 死刑確定囚(2008年)
外尾は再び保険金殺人を計画。特に外尾に懐かなかった山口の次男をターゲットにした。山口も当初は反対したが、説得を受け、外尾と別れるためにこれを最後にしようと決断。
出典 死刑確定囚(2008年)
1998年10月26日、山口の次男(当時16)に睡眠導入剤入りのカプセルを飲ませ、長崎県の海岸で、海に放り投げ殺害。睡眠薬の効き目が切れたのか次男は泳いで岸までたどり着くが、女は岸辺にしがみつく次男の頭を押さえつけて水死させた。
出典 長崎・佐賀連続保険金殺人事件 - Wikipedia
保険金3500万円を騙し取ろうとしが、保険会社が支払いを保留したため、受け取ることはできなかった。
出典 死刑確定囚(2008年)
●余罪
2人は1998年9月29日午後8時頃、鹿島市に住む知人女性(当時75)方に宅配便の配達を装って押し入り、現金約13万7000円やネックレス等6本(時価合計約120万円相当)及び普通預金通帳1冊を奪った。ただし暗証番号を聞き出すことができず、通帳から金を引き出せなかった。
外尾は1992同1月19日、頻繁に通っていた鹿島市内のパチンコ店己の景品交換所に押し入り、女性従業員から現金約190万円を奪った。
山口は1999年2月15日、知り合いの男性のクレジットカードを使い、銀行のATMで現金20万円を騙し取った。また同じクレジットカードを用い、2月23日、ビデオカメラ等2点(価格合計17万8000円)を騙し取った。
●事件の発覚・逮捕
1999年8月30日、外尾と山口を殺人容疑で逮捕。その後の捜査で、山口の長男(当時19歳)や長女(当時10歳)にもそれぞれ4000万円と2500万円の保険金を掛けており、長女には何回か睡眠薬を飲ませていたことが発覚した。
出典 長崎・佐賀連続保険金殺人事件 - Wikipedia
2004年、山口には無期懲役判決を言い渡した。実母による息子殺し保険金殺人事件は日本初だった。
出典 長崎・佐賀連続保険金殺人事件 - Wikipedia
2008年1月31日、外尾の死刑が確定。
出典 長崎・佐賀連続保険金殺人事件 - Wikipedia
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