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【秋葉原通り魔事件】死刑囚・加藤智大の母親の異常な教育

秋葉原通り魔事件を起こした加藤智大。事件の背景には、母の養育方法が加藤の人格形成に影響を与えたと第一審の東京地裁で認定された。


加藤智大


2008年6月8日に東京都千代田区外神田(秋葉原)で発生した通り魔殺傷事件。
出典 秋葉原通り魔事件 - Wikipedia


7人が死亡、10人が負傷(重軽傷)した。
出典 秋葉原通り魔事件 - Wikipedia


2015年2月2日、最高裁判所は「動機に酌量の余地は見いだせず、死刑を認めざるをえない。」として被告側の上告を棄却。これにより死刑が確定判決となった。
出典 秋葉原通り魔事件 - Wikipedia


加藤は現在、東京拘置所に収監されている。
出典 秋葉原通り魔事件 - Wikipedia


▼事件の背景に母親の影響




第一審の東京地裁では、母の養育方法が加藤の人格形成に影響を与えたと認定された。
出典 秋葉原通り魔事件 - Wikipedia



20080610 加藤智大容疑者の両親謝罪会見


▼母親の教育



出典 amanaimages.com


常に完璧なものを求めてきました。
出典 秋葉原殺人鬼を製造したの『母親@異常』 | mixiユーザー(id:7049076)の日記
作文は一文字でも間違えたり、汚い字があると、そこを修正するのではなく、それをゴミ箱に捨てて最初から書き直しだという。一つの作文に1週間…。日勤教育の現場を思い出した。
このやり方は、抵抗が無意味であることを思い知らせ、相手を自分の思い通りの手足にしようとするときに用いられるやり方だ。その最たるものが人を人を殺すことのできるマシンに作り変えていく軍事教練であろう。


自由にモノを買うこともできませんでした
出典 秋葉原殺人鬼を製造したの『母親@異常』 | mixiユーザー(id:7049076)の日記
本を買うにも何を買うかのチェックが入り、買ったら感想文を書かなければならなかった。その他のものも許可を得る必要があったので、弟は『モノを欲しがるということ自体しなく』なったそうだ。
何かをする度にチェックが入るということは、「自分の判断で行動するな」→「私の命令以外で行動するな」という禁止令である。気持ちのままに行動できなくなり、“気持ち”と“行動”が乖離していくため、自分の背骨ができない。そして、“行動”は親の指示に従うようになり、操り人形となっていく。


テレビは1階に1台ありましたが、見るのは禁止でした
出典 秋葉原殺人鬼を製造したの『母親@異常』 | mixiユーザー(id:7049076)の日記
ドラえもん」と「まんが日本昔ばなし」以外は、加藤智大容疑者は高2になるまで見たことがなかった。 高2まで続くとは、驚くべき情報管制である。支配者は、自分以外の価値観に触れさせないように情報をコントロールするが、家庭内がまるで戦時下のように徹底した管理がなされていたことがわかる。


ゲームは土曜日に1時間だけというのがルールでした
出典 秋葉原殺人鬼を製造したの『母親@異常』 | mixiユーザー(id:7049076)の日記
ゲームは時間で終われるものではない。これでは、走っている途中にいきなり柵を置かれて前につんのめったような感じになって、ドライブがかかりっぱなしのイライラした状況に置かれることになる。
また、自分なりにけりをつけなければ達成感を得られないので、永遠に不全感の中に置かれることになり、いつまでたっても“次”に進むことができない。
加えて、圧倒的な権力に対して何もできない自分の無力感。
このように、イライラした衝動、自己不全感、無力感を味あわされることになる。


漫画や雑誌なども読んだことがありませんでした
出典 秋葉原殺人鬼を製造したの『母親@異常』 | mixiユーザー(id:7049076)の日記
テレビと同じく外部からの情報遮断である。また、漫画や雑誌は、テレビ以上に自分の世界を作りやすい。この母親は、子どもたちが自分の優秀な手足となることを望んでいるのであって、子どもたちが自律することを望んではいない。“手足”が、自分の思いや意志や価値観を持っては困るのである。


友達を家に呼ぶことも友達に家に行くことも禁止されていました
出典 秋葉原殺人鬼を製造したの『母親@異常』 | mixiユーザー(id:7049076)の日記
このおかげで、弟は『こうしたルールの多くがどこの家庭でも行われているものと思いこんでいました』。友人は多様な価値観を知る第一歩であるため、支配者は排除しようとする。ここには、「人とつながるな」というはっきりした禁止令が現れている。
彼が衝撃と共に自分の家庭や中学が異常だったことを知るのは、高校に入ってからである。



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異性という存在は、徹底的に排除されていました
出典 秋葉原殺人鬼を製造したの『母親@異常』 | mixiユーザー(id:7049076)の日記
『異性という存在』は、自我の発達に最もインパクトを与える。だから、子を手足にしようと思っている親にとっては、もっとも排除すべき存在である。この母親は、兄に来た女の子からの年賀状を『見せしめのように冷蔵庫に貼られ』、弟は、来たハガキを『バンッとテーブルにたたきつけて、「男女交際は一切許さないからね」』と言われている。


食事の途中で激高し、廊下に新聞を敷き始め、、その上にご飯や味噌汁などのその日の食事を全部ばらまいて、「そこで食べなさい!」と言い放ったんです。加藤は泣きながら新聞紙の上に積まれた食事を食べていました。
出典 秋葉原殺人鬼を製造したの『母親@異常』 | mixiユーザー(id:7049076)の日記
父も黙っているばかりで助け船も出さず、弟も横目で見ながら食べ続けている。この状況から、父親も母親の軍門に下っていたことがわかる。
男子にとって父親は生き方モデルであると同時に、子どもにとって父親は社会人代表(社会人モデル)でもある。ここで子どもたちは、権力に対して何もできない生き方モデルと、人権を蹂躙されても救ってくれない社会のあり方を見ることになった。


母が食事を告げると3人が部屋から降りてきて無言で食卓を囲み、また各々の部屋に帰る。そんな毎日です
出典 秋葉原殺人鬼を製造したの『母親@異常』 | mixiユーザー(id:7049076)の日記
食卓の風景はその家族を現すというが、血の通わない光景である。1階に住む母親が、2階の個室に別々に暮らす夫と子どもに『食事を告げる』。まさに、囚人を呼ぶ看守のごとくだ。夫婦連合もできていなければ、父子の間に世代間境界もないことが分かる。

このように、二人の大人がいるのに、その関係が対等ではなく、片方が完全に従属している場合、子どもたちは従わざるを得なくなる。ことに、男の子にとって父親は自分たちのモデルだ。そのモデルが黙って従っているのだから、自分たちも黙って従わざるを得ないのである。こうして、母親の権力は絶大なものになっていく。


▼事件の2年前には母親が謝罪



出典 amanaimages.com


2006年8月、職場の人間関係の不満に対する抗議の表明として無断欠勤し派遣会社を退職。
出典 秋葉原通り魔事件 - Wikipedia


青森や仙台時代の友人宛に、自殺するつもりであると携帯電話のメールで送信し、青森の母宛に電話した。
出典 秋葉原通り魔事件 - Wikipedia


3年ぶりに両親宅に帰宅し母と面会し、母は子供時代の教育姿勢を謝罪した。
出典 秋葉原通り魔事件 - Wikipedia


▼事件後の家族



出典 www.gettyimages.com


母親は事件後、精神的におかしくなり離婚してしまった。
出典 『秋葉原事件』加藤智大の弟、自殺1週間前に語っていた「死ぬ理由に勝る、生きる理由がない」 : J-CASTテレビウォッチ


父親も職場にいられなくなり、実家へ帰りひっそりと暮らしている。
出典 『秋葉原事件』加藤智大の弟、自殺1週間前に語っていた「死ぬ理由に勝る、生きる理由がない」 : J-CASTテレビウォッチ


2014年、弟は自殺した。
出典 『秋葉原事件』加藤智大の弟、自殺1週間前に語っていた「死ぬ理由に勝る、生きる理由がない」 : J-CASTテレビウォッチ


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