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同級生を殺害した元少年は弁護士になっていた...川崎市高校生首切り殺人事件

1969年(昭和44年)4月23日、神奈川県で発生した殺人事件。サレジオ高等学校で同級生を殺害した元少年は弁護士になっていた。


川崎市高校生首切り殺人事件


1969年(昭和44年)4月23日、神奈川県で発生した殺人事件。
出典 高校生首切り殺人事件 - Wikipedia


・いじめを受けていた鬱憤が殺意へ



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昭和44年4月23日、神奈川県川崎市のミッション系スクール・サレジオ高等学校で事件は発生した。
出典 高校生首切り殺人事件 少年犯罪データベース


サレジオ高等学校に通っていた男子生徒Aは、男子生徒Bと一緒に山へ行き、2日前に盗んだ登山ナイフを見せたが、Bはナイフに驚かず「お前の顔は豚に似ているな」と言った。
出典 高校生首切り殺人事件 - Wikipedia


その後、Aは今までに受けたいじめを思い出して憎らしさが込み上げ、Bをナイフで刺した。Bが倒れた後、仕返しを恐れたAは無我夢中でBの首を切断した。
出典 高校生首切り殺人事件 - Wikipedia




隠蔽工作と自首



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Aは自分のやったことが怖くなり、自身の左肩をナイフで二回切って襲われたかのように偽装し、凶器のナイフは現場近くの土の中に埋めて隠した。
出典 高校生首切り殺人事件 - Wikipedia


Aは裏山から、血だらけでかけ下り、車で通りかかった人に「人殺しだ。日本刀の3人組に襲われた。友達が殺された」と助けを求める。
出典 高校生首切り殺人事件 少年犯罪データベース


現場には、無数の傷を受けた同級性の首なし死体が横たわり、斬りとられた首が傍に転がっていた。
出典 高校生首切り殺人事件 少年犯罪データベース


葬儀ミサが行われている25日、少年は「見下げられ、悔しまぎれに刺殺した」 と自供した。
出典 高校生首切り殺人事件 少年犯罪データベース


中学の時からいじめられ、この日には辞書に毛虫をはさまれた。脅かすつもりで登山ナイフを見せたところ、嘲笑されたのに憤激してまず首を2回刺し、逃げるのを追い掛け47回めった刺しにして、ナイフだけで首を斬った。
出典 高校生首切り殺人事件 少年犯罪データベース


なぜ首を切り落としたのか、と問われて、少年は「生き返るのが怖かったから」と答えた。
出典 高校生首切り殺人事件 少年犯罪データベース


少年には初等少年院に送致される処置がなされた。
出典 高校生首切り殺人事件 - Wikipedia




・弁護士になっていた少年



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少年院出所後、名前を変えて社会復帰して中学時代の夢を実現した、と1997(平成9)年の「文藝春秋」誌上に掲載された。
出典 1969年「川崎市高校生首切り事件」犯人のその後 - いいものあなたに


少年は弁護士となり裕福な暮らしを送っていた一方、被害者遺族は精神を病み家庭崩壊寸前の状態に陥っていた。
出典 高校生首切り殺人事件 - Wikipedia






・弁償も連絡も途絶えた加害者



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被害者の家族には少年の父から2年間、月2万円ずつ送金され、それが受けた補償のすべてであり、680万円が未払いのままであった。
出典 1969年「川崎市高校生首切り事件」犯人のその後 - いいものあなたに


2006年、事件を取材した奥野修司は著書『心にナイフをしのばせて』を出版し、ノンフィクションとしては異例の8万部を超える売上となった。
出典 高校生首切り殺人事件 - Wikipedia


一方、少年は個人情報がインターネット上で流出するなどの被害を受けた。少年は同年10月に遺族へ謝罪の手紙を送り、残された和解金を支払う意思があることを伝えている。
出典 高校生首切り殺人事件 - Wikipedia


手紙には、遺族に面会して直接詫びたい旨が書かれていたという。しかしその後に少年は弁護士を廃業し、連絡は途絶えた。
出典 高校生首切り殺人事件 - Wikipedia






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