警察の不祥事が招いた３つの殺人事件
警察は本当に信じられるのか？警察が取り合わなかったことが原因で殺人事件を招いてしまった事件まとめ。
●姫路2女性バラバラ殺人事件
2005年1月9日に兵庫県姫路市で発生した2女性殺人・死体損壊事件。
出典 姫路2女性殺害事件 - Wikipedia
・警察に捜査を依頼するも取り合ってもらえず
2005年1月20日、当時23歳の女性会社員とその友人の23歳の専門学校生の女性が失跡した。女性会社員の室内に現金がそのまま残されており、事件性を感じられた。
出典 姫路2女性殺害事件 - Wikipedia
家族が姫路警察署に連日相談しに行くが、「年間1200人もの捜索願が出ているので、相手できない」と相手にしなかった。担当の警察官は電話機を両親にむかって投げつけたり、書き込む欄がいっぱいになったとの理由で、調書を取るのをやめてしまったという。
出典 高柳事件
・すがる思いで知人に捜査依頼
姫路警察署では事件の捜査が行われないと考えた両親は、知人のつてを頼り兵庫県警刑事の「飛松五男」巡査部長と接触。飛田は男の自宅と本名が高柳和也であることをつきとめた。
出典 高柳事件
行方不明から19日目、美佳の両親と姫路警察署員2名が高柳和也宅へ。そこには1人の女性がいたそうだが、畠藤美佳ではないとして帰ろうとする。
出典 高柳事件
母親が家の中へ入れてもらったところ、異臭がただよい、ただならぬ状態であることを直ちに察したという。ところが、再度、室内に入った高井係長は｢異常なし｣として、その場を立ち去ってしまった。
出典 高柳事件
そこで両親は飛松を現場に呼ぶ。現場に到着した飛松は、高柳の口の中から甘い臭いがしたため、｢覚醒剤をやっているな｣と追及。
出典 高柳事件
そこで高柳が覚醒剤を服用したことを認めたため、18:30ごろ所轄の相生警察署に連絡。20:00、相生警察署員が現場に到着して高柳を任意同行。
出典 高柳事件
男には、2013年11月25日、死刑が確定した。
出典 姫路2女性殺害事件 - Wikipedia
・姫路警察は土下座して謝罪
男が殺害を供述するまで、姫路警察署は「女性は風俗で働いていたから失踪した。時間が経てば帰ってくるだろう」と被害者に対する名誉毀損を含んだ説明をしていた。
出典 姫路2女性殺害事件 - Wikipedia
明らかに事件性を疑うべき事案なのに、兵庫県警は「被害者は生きている」という主張を続けた。
出典 姫路2女性殺害事件 - Wikipedia
2005年12月、姫路警察署は職務怠慢を遺族に謝罪した。また、幹部が遺族の自宅を訪問した際に土下座して謝罪する様子が隠しカメラで撮影されている。
出典 姫路2女性殺害事件 - Wikipedia
●栃木リンチ殺人事件
1999年12月4日に栃木県で発覚した複数少年らによる拉致・監禁・暴行・恐喝・殺人・死体遺棄事件。
出典 栃木リンチ殺人事件 - Wikipedia
被害者の両親から9回も相談を受けながら拒絶し続けた栃木県警察の不手際も世論に衝撃を与え、国民の警察不信の一因となった。
出典 栃木リンチ殺人事件 - Wikipedia
・笑いながら取り合わない警察
当時19才の須藤さんが行方不明となった。須藤さんの失踪に不審を抱いた両親は栃木県警石橋警察署に捜査を依頼するが、応対した担当官は両親を突き放し、まったく取り合おうとはしなかった。
出典 栃木リンチ殺人事件 - Wikipedia
その後両親は石橋警察署だけでは埒が明かぬと加害者の逮捕までに宇都宮東警察署、宇都宮中央警察署、黒羽警察署栃木県警本部にも捜査を懇願し続けたが、その一切が拒否された。
出典 栃木リンチ殺人事件 - Wikipedia
やがて、須藤さんから両親のもとに、たびたび金を無心する電話がかかるようになり、両親は須藤さんの安全のために金を振り込み続けた。
出典 栃木リンチ殺人事件 - Wikipedia
・証拠を突きつけても何も動かない
防犯カメラの証拠品を見せるも、石橋警察署の署員は「裁判所の許可もないのにそんなことできない」と再び突き放した。
出典 栃木リンチ殺人事件 - Wikipedia
その際、須藤さんから両親の携帯電話に電話がかかってきた。須藤さんの父親は「お父さんの友人がいるから」と友人に見立て、警察官に携帯電話を渡した。
出典 栃木リンチ殺人事件 - Wikipedia
しかし、その警察官が「石橋署の警察官だ」と名乗ってしまい、電話は切られた。
出典 栃木リンチ殺人事件 - Wikipedia
一部では、萩原らはこの出来事によって警察の捜査が自分たちに迫っていると考え、須藤さんの殺害を決意したのではないかという見方がされている。
出典 栃木リンチ殺人事件 - Wikipedia
・主犯格の少年の父親は警察官だった..
少年２人に無期懲役。少年１人に懲役5～10年の判決が下された。
出典 黒木昭雄 『栃木リンチ殺人事件―警察はなぜ動かなかったのか』
2009年3月13日、最高裁判所第2小法廷は、捜査の怠慢を認め、1100万円の賠償を命じた判決が確定した。
出典 栃木リンチ殺人事件 - Wikipedia
今回の捜査怠慢の原因については「主犯格Aの父親が当時、栃木県警 警部補であったことから、身内の不祥事を隠蔽しようとしたのではないか」という説がある。
出典 栃木リンチ殺人事件 - Wikipedia
●桶川ストーカー殺人事件
女子大学生が元交際相手の男を中心とする犯人グループから嫌がらせ行為を受け続けた末、1999年に埼玉県桶川市のJR桶川駅前で殺害された事件。
出典 桶川ストーカー殺人事件 - Wikipedia
・集団ストーカー
1999年1月に被害者と男Aと知り合い、やがて交際が始まった。3月30日、Aに対して別れ話を切り出す。するとAは被害者の家族に危害を及ぼすことを仄めかしながら、交際の継続を強要した。
出典 桶川ストーカー殺人事件 - Wikipedia
彼女の自宅周辺、大学付近、父親の会社に中傷する大量のビラを撒くなどのAからの嫌がらせが始まる。
出典 桶川ストーカー殺人、主犯である小松の異常性について | 悲しい笑い
・取り合わない警察と犯人を捕まえた記者
被害者は、地元の埼玉県警上尾警察署には、何度も相談に行ったが、「民事不介入」を言い訳に、親身に対応してもらえなかった。
出典 桶川ストーカー殺人事件「娘は3度殺された」 | 文春オンライン
Aの指示を受けたBが、風俗店店長で元暴力団員の男Cほか1人に対し、2000万円という報酬を提示して被害者の殺害を依頼し、Cはこれに応じた。大学へ向かうため駅前に自転車を駐めた被害者は、桶川駅西口前の路上でCに上半身の2カ所を刺された。
出典 桶川ストーカー殺人事件 - Wikipedia
犯行グループ、実行犯を突き止めたのは警察ではなかった。週刊誌『FOCUS』の記者・清水は嫌がらせ行為の実行グループがAの風俗店関係者と掴んだことから、逮捕まで漕ぎ着ける。
出典 桶川ストーカー殺人事件 - Wikipedia
翌21日発売の『FOCUS』新年号に掲載された」という特集は、他のマスコミを完全に出し抜いたスクープ記事となった。
出典 桶川ストーカー殺人事件 - Wikipedia
・隠蔽工作と酷すぎる仕打ち
後に明らかになったのは、被害者が出した「告訴状」を県警本部に報告義務のない「被害届」に改竄したり、虚偽の報告書を作るなどの信じがたい不祥事だった。
出典 桶川ストーカー殺人事件「娘は3度殺された」 | 文春オンライン
殺人事件であるのに関わらず、上尾警察署の担当課長らが笑いながらの記者会見を行った。
出典 『桶川ストーカー殺人事件』不祥事を起こした警察と上尾署のその後 | Cosmic[コズミック]
警察が発表したデマをそのまま報じ、憶測でのコメントや記事なども流布し、被害者と遺族は二次被害に陥った。
出典 『桶川ストーカー殺人事件』不祥事を起こした警察と上尾署のその後 | Cosmic[コズミック]
後に署員3人に有罪判決が下った。
出典 桶川ストーカー殺人事件「娘は3度殺された」 | 文春オンライン
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