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身代金目的誘拐..名古屋市女子大生誘拐殺人事件

1980年12月2日夕方、愛知県名古屋市在住の女子大学生(当時22歳)が誘拐され、木村修治により殺害された身代金誘拐殺人事件。被害者が1人だったが、死刑判決が確定し、執行された。


名古屋市女子大生誘拐殺人事件


1980年12月2日夕方、愛知県名古屋市在住の女子大学生(当時22歳)が誘拐され、殺害された身代金誘拐殺人事件。
出典 名古屋市女子大生誘拐殺人事件 - Wikipedia




・行方不明になった女子大生



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大学の英文科に通う3年生の女子大生は、 2年前に母を事故で亡くし、教師である父親と弟と3人で暮らしていた。
出典 奇跡体験!アンビリバボー:女子大生誘拐事件★すれ違う想いが招いた悲劇 - フジテレビ


英語が堪能だった彼女は、英語の家庭教師のアルバイトを始めようと考えていた。 そして、生徒を募るために、新聞の告知版に家庭教師の案内を載せることにした。
出典 奇跡体験!アンビリバボー:女子大生誘拐事件★すれ違う想いが招いた悲劇 - フジテレビ


それを見た男から女子大生宅に「英語の家庭教師をお願いしたい」と電話があり、自宅近くの公衆電話ボックスの前で、待ち合わせをすることになった。
出典 名古屋女子大生誘拐殺人事件 | 犯罪事件簿


翌日、女子大生はその打合せのため午後6時に戸田駅に向かったあと消息が分からなくなった。
出典 名古屋女子大生誘拐殺人事件 | 犯罪事件簿


・娘さんを預かっている



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午後8時15分頃、女子大生家に「娘さんを預かっている、これは冗談じゃないぞ」と男の声で電話があった。
出典 名古屋・女子大生誘拐殺人事件


当時両親は不在で、電話を受けたのは女子大生の弟だった。
出典 名古屋・女子大生誘拐殺人事件


午後9時23分、2度目の電話、父親に「明日3時までに3000万円用意しろ。警察に言うと生きて帰れないぞ」と、逆探知を恐れて手短に身代金の金額と日時を指定してきた。
出典 名古屋・女子大生誘拐殺人事件


父親はすぐに警察へ通報するが、犯人はその後20回以上にわたって電話をかけ続けてきた。
出典 名古屋・女子大生誘拐殺人事件


・身代金の要求


翌日午後、「午後6時までに3000万円を持って蟹江インター近くの喫茶店『師崎』に来い」と犯人からの指示。
出典 名古屋・女子大生誘拐殺人事件


父と義兄を装った刑事は1000万円が入ったカバンを持参し喫茶店に出向くと、犯人から電話で「東名阪自動車道の路側帯にある非常電話ボックスに置いたメモに従え」と指示される。
出典 名古屋女子大生誘拐殺人事件 | 犯罪事件簿


2人は指示通り東名阪に乗り電話ボックスを捜したが1回目は通りすぎてしまった。
出典 名古屋女子大生誘拐殺人事件 | 犯罪事件簿


再度戻り電話ボックスに着くとメモには「ココカラ カネヲシタヘオトセ ゴザイショサービスエリアマデイケ サユリイク」と記載してあったが、結局犯人との接触はできなかった。
出典 名古屋女子大生誘拐殺人事件 | 犯罪事件簿


その後も要求はあったが、捜査班は犯人との接触にいずれも失敗。12月16日以降、犯人からの電話もプッツリと途絶えた。
出典 名古屋女子大生誘拐殺人事件 | 犯罪事件簿


12月26日、捜査本部は公開捜査に切り換えると、犯人の声も公開された。たまたまテレビを見ていた人の通報により、声がそっくりな愛知県内の木村修治(当時30歳)が浮上する。
出典 名古屋・女子大生誘拐殺人事件


木村修治




木村修治は、1950年(昭和25年)2月5日、名古屋市内で次男として生まれた。
出典 名古屋市女子大生誘拐殺人事件 - Wikipedia


出生後まもなくして父が病死したため、食肉の行商や生命保険の外交員、病院の事務長などとして働く母親に養育された。
出典 名古屋市女子大生誘拐殺人事件 - Wikipedia




・結婚して子供が2人いた


地元の中学卒業後、定時制高校を中退。寿司店で住みこみで働き始め、22歳の時蟹江町の別の店で、主人に見こまれ、その娘と結婚して店を任されるようになった。
出典 名古屋・女子大生誘拐殺人事件


木村は真面目に仕事に励み、子どもも2人生まれるなど幸せな生活を築きつつあった。
出典 名古屋・女子大生誘拐殺人事件


・ギャンブルにのめり込み、愛人も作る



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ところが1977、8年ごろから、木村は競馬、競輪に入れこむようになった。借金は3000万円にも膨れ上がっていた。さらにこの頃、愛人を作り、毎月20万円もの生活費を渡していた。
出典 奇跡体験!アンビリバボー:女子大生誘拐事件★すれ違う想いが招いた悲劇 - フジテレビ


暴力団らによる激しい取り立てから逃れるために、女子大生の誘拐を計画。
出典 木村修治『本当の自分を生きたい。』(インパクト出版会)


●身代金目的での誘拐を計画



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そこで女子大生が投稿していた中日新聞の告知板が目をつけた。金城学院大学と言えば、お嬢さん学校として知られており、親は金を持っているはずだと考えた。
出典 名古屋・女子大生誘拐殺人事件


車に乗りこんだ女子大生を縛り上げ、猿ぐつわをしたうえで、しばらく隠しておく場所を探して車を2時間ほど車を走らせ、そのまま女子大生家に最初の脅迫電話をかけた。
出典 名古屋・女子大生誘拐殺人事件




・一旦は解放するが..


女子大生は「許してください。もう許してください」と泣きながら懇願してきた。木村はこの時には自分の犯行が恐ろしくなっており、「俺のこと誰にも言わないか?」と女子大生を解放することを考えていた。縛っていたロープもはずしている。
出典 名古屋・女子大生誘拐殺人事件


しばらくして、木村は女子大生を降ろし、「俺が車で行ってから帰りなさい」と言ったところ、木村が車に乗りこむより先に女子大生は走り出した。
出典 名古屋・女子大生誘拐殺人事件


木村は慌てて後ろから女子大生を押さえつけると、女子大生は大声で助けを求めた。木村は車に押し戻す様にしたが、激しく抵抗されたため首を絞めて殺害した。
出典 名古屋・女子大生誘拐殺人事件


●死刑判決


1987年、7月9日、死刑が確定した。
出典 名古屋市女子大生誘拐殺人事件 - Wikipedia


1995年12月21日、死刑が執行された。45歳没。
出典 名古屋市女子大生誘拐殺人事件 - Wikipedia