オウムを脱会し麻原を脅迫しながらも死刑になった男・ 岡崎一明
坂本一家殺害事件に関わり、オウムを脱会。出生時の姓は岡﨑。幼少期～オウム時代の姓は佐伯。逮捕時の姓は岡﨑。現在の姓は宮前。
ある意味で、岡崎は、他の12名の死刑囚とはまったく異なった存在である。
出典 教団脱走、麻原を恐喝… 「異質のオウム死刑囚」の欲得と打算 | デイリー新潮
地下鉄サリン事件まで「麻原の弟子」だった彼らと違い、岡崎は坂本事件直後の90年にはオウムを脱走。
出典 教団脱走、麻原を恐喝… 「異質のオウム死刑囚」の欲得と打算 | デイリー新潮
しかもその時に麻原を恐喝し、大金までせしめているのである。
出典 教団脱走、麻原を恐喝… 「異質のオウム死刑囚」の欲得と打算 | デイリー新潮
●オウム真理教での位置
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高校卒業後、建設会社に就職したが、転職を繰り返し25歳で出家。
出典 オウム事件の死刑囚 （１２名） – オウム真理教家族の会
麻原の言葉によって、「ああ、この人は違うな。本物かもしれない。」と、入信の決意に変わった。
出典 岡崎一明 - Wikipedia
1987年7月25日、ラージャ・ヨーガにて成就したと認められ、石井久子に続く2番目の大師となる。
出典 岡崎一明 - Wikipedia
1989年2月10日、麻原の指示で男性信者殺害事件に関わり、岡崎の部下であった男性信者が死亡する。
出典 岡崎一明 - Wikipedia
●坂本一家殺人事件の実行犯
「岡﨑がいたから事件が起きた。」
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実行したのは、中川と新実、そして岡崎一明、早川紀代秀、端本悟など6名。
出典 教団脱走、麻原を恐喝… 「異質のオウム死刑囚」の欲得と打算 | デイリー新潮
岡﨑が命令無しにアパートの鍵を調べて、施錠されいないことを確認。岡﨑らは午前3時頃に坂本一家殺害を遂行。
出典 岡崎一明 - Wikipedia
被害者の義父は、「岡﨑がいたから事件が解決したのではなく、岡﨑がいたから事件が起きた。」と言っている。
出典 岡崎一明 - Wikipedia
●３億抱えて脱会・脱走
オウムが選挙で惨敗した直後だった
1990年2月、真理党候補として東京11区から、佐伯一明の名で出馬、落選する。
出典 岡崎一明 - Wikipedia
２月１０日夕方、教団から脱走・脱会を決意。荻窪の事務所から選挙資金三億円を持ち逃げ、杉並道場から妻を連れ出す。
出典 オウム事件の死刑囚 （１２名） – オウム真理教家族の会
２月１６日、龍彦ちゃんの遺体に関する投書（横浜法律事務所と神奈川県警宛）を投函。
出典 岡崎被告は犯行自白開始後も神奈川県警の許可を得て１０日間の「中国旅行」 ［渡辺脩氏／和多田進氏『麻原裁判の法廷から』］ あっしら
２月２０日、坂本夫妻の遺体の投書を東京駅で投函。
出典 岡崎被告は犯行自白開始後も神奈川県警の許可を得て１０日間の「中国旅行」 ［渡辺脩氏／和多田進氏『麻原裁判の法廷から』］ あっしら
●麻原を強請る
かつての教祖を...
龍彦ちゃんの投書が警察と横浜法律事務所に届いてから、麻原の態度が軟化し、８３０万円を支払う約束をしたため、いったん投函した坂本夫婦の遺体の投書は、岡崎が郵便局に行って回収。
出典 http://www.mars.dti.ne.jp/~takizawa/boutyou51.html
その後、神奈川県警の事情聴取を受けたが、ごまかし切り、その一方で、オウムの幹部とも接触をし、双方から情報を得たり、流したりしていた。
出典 http://www.mars.dti.ne.jp/~takizawa/boutyou51.html
●1990年以降は教団と関わっていない
故郷で学習塾を開く
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オウム脱退後は故郷の山口県で学習塾を開いた。
出典 岡崎一明 - Wikipedia
1994年には松本サリン事件が起きたが、オウムの仕業と思っていなかった。
出典 岡崎一明 - Wikipedia
しかし1995年3月20日に地下鉄サリン事件、警察庁長官狙撃事件が起き、このようなことをやるのはオウム麻原しかないと思った。
出典 岡崎一明 - Wikipedia
●自首をしたが死刑判決
1995年4月、神奈川県警の刑事が再び接触してきたため、岡崎はついに在家信者死亡事件、坂本弁護士事件、男性信者殺害事件の犯行を自供。
出典 岡崎一明 - Wikipedia
麻原の公判に出廷した際には、麻原から「初めからお前は裏切ったんだ！」「お前は単なるクリスチャンだ！」と怒鳴られることもあった。
出典 岡崎一明 - Wikipedia
2005年4月7日に死刑が確定。
出典 岡崎一明 - Wikipedia
●独房では絵を描きながら償う日々
たとえ、サリン事件に関与していない私でも、オウム草創期から坂本さん御一家の事件まで麻原の側近大師一人でいた責任は重大であり、
出典 宮前一明さんの手記: オウム事件の総括と暗示
また、その後脱会して約6年間、地下鉄サリンの日まで、オウムを野放しにしていた罪は、消えません。
出典 宮前一明さんの手記: オウム事件の総括と暗示
麻原や、未だに盲従している暗愚な弟子たちは別にして、やはり、広瀬健一君や豊田亨君、端本悟君たちは、生きていてほしい。
出典 宮前一明さんの手記: オウム事件の総括と暗示
別に私のことはどうでもいいのです。彼らは、在学中に出家して、社会経験の無いまま洗脳されたような、純粋犠牲者の一人です。
出典 宮前一明さんの手記: オウム事件の総括と暗示
●関連まとめ
