ホームレスを殺害して食べて売る...“販売する”ために殺人を続けたカール・デンケ
性欲のためでもなく、快楽のためでもなく、“販売する”ために人肉を食べ、連続殺人を続けたドイツのシリアルキラー。
カール・デンケ
人肉を食べ、“販売する”ために連続殺人を続けたシリアルキラー。
出典 【閲覧注意】30人以上を調理して売った人肉加工販売シリアルキラー「パパ・デンケ」! 尻肉のクリーム煮込み、胴体の塩漬け… ヤバすぎるレシピの数々
●生い立ち
プロイセン王国
現在のドイツ北部からポーランド西部にかけてを領土としていた。
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1870年8月12日、プロイセン王国・シレジアのミュンスターベルグの裕福な農家に生まれた。
出典 カール・デンケ|犯罪・私的メモ
あまり優秀な生徒ではなく、12歳のときには最初の家出をし、庭師見習いとして働き始めた。
出典 カール・デンケ|犯罪・私的メモ
25歳の時、父親が死んだ。父の遺産で土地や遺産を相続した。
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●愛される「パパ・デンケ」
カールはいくつもの借地や農地を所有する大地主で、地元では「パパ・デンケ」の愛称で皆から愛された町の名士だった。
出典 カール・デンケ | 本当にあった恐ろしい事件
日曜のミサでは教会のオルガンを弾く信心深い人間だと信じられていたので、大量殺人の犯人であることは皆にとって驚きだった。
出典 カール・デンケ | 本当にあった恐ろしい事件
街を流浪するホームレスたちを、自ら経営する下宿屋に無料で宿泊させており、その慈善業もまた人々から称賛されていた。
出典 カール・デンケ - Wikipedia
●時代背景
時代が人々を犯罪へと走らせた
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1920年代、大戦直後に無政府状態となったドイツにおいて人々が貧困に喘いでいた。
出典 カール・デンケ - Wikipedia
ホームレスが急増し、道徳心の薄れた無秩序状態において犯罪が横行していた。フリッツ・ハールマン、ペーター・キュルテンなどもこの時代のシリアルキラー 。
出典 カール・デンケ - Wikipedia
デンケは極度のインフレ下にあって、自らの富を失うことを恐れる余り、ヘンテコな経済学が頭を支配した。
出典 殺人博物館〜カール・デンケ
「供給が不足すれば価格は上昇する。しかし、私は高いものは買いたくない。町の人々も同じだろう。ならば、私が供給を作ればよい。さすれば価格は下がり私も潤う。町の人々も喜び一石二鳥である」デンケの当面の問題は肉不足。肉の供給、肉の供給と呟きながらあたりを見回すと、そこには大量の浮浪者がいた。
出典 殺人博物館〜カール・デンケ
デンケはホームレスを殺し、その肉を食用に供することを思いついた。
出典 カール・デンケ|犯罪・私的メモ
●食人用として殺害を始める
デンケの下宿屋
1921年頃から、デンケは殺害を始めた。
出典 カール・デンケ|犯罪・私的メモ
デンケは自らが経営する下宿屋をホームレスに解放していた。ここに来たホームレスたちを殺害し、その死体を食すようになった。
出典 カール・デンケ|犯罪・私的メモ
さらに、試験的に市場に出し始めていた「デンケ牧場のヒューマン・ジャーキー」は、成果を上げていた。肉の卸業者は、家畜を飼っていない農場主のカールがどうしたら肉を売ることが出来るのか不思議に思ったが、カールの売る肉はとにかく安かったので仕入れを拒む者はいなかった。
出典 カール・デンケ | 本当にあった恐ろしい事件
商品開発の過程でカールは多くの人肉を口にしている。子供や女の肉が柔らかいことは勿論、年齢別の肉の性質、味、加えられるべき適切な塩加減等について詳細にメモをとっていた。
出典 カール・デンケ | 本当にあった恐ろしい事件
この研究は召使いや女中たちには秘密だったが、気の毒なことにマーケティング調査のため、その人肉食品の試食をするという犠牲を払っていた。彼らの食事には必ずカールの試作品が出され、食後にはアンケートの提出が義務づけられていた。人肉を真面目に一般家庭へ普及させるという異常な取り組みをしていたのだ。
出典 カール・デンケ | 本当にあった恐ろしい事件
デンケは3年間、人肉以外は口にしなかったという。
出典 カール・デンケ - Wikipedia
デンケの犠牲になったホームレスの数は正確にはわかないが、30人以上と言われている。
出典 カール・デンケ - Wikipedia
●人肉が詰まった瓶
押収された凶器
1924年12月21日、デンケの家から悲鳴が聞こえ、使用人が駆けつけた。すると、そこには血まみれの知らない男がいて、デンケに斧で襲われていた。
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警察がデンケの家を捜索すると、切り刻まれた人間の肉や骨、塩漬けにされた胴体、クリームソースで煮込まれた臀部の肉などの、ぞっとするものが次々と出てきた。
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12人の浮浪者の身分証明書や彼らの衣服、そして塩漬け肉の入った樽と骨や脂身を入れた瓶が大量に発見された。
出典 殺人博物館〜カール・デンケ
また付近の森からは被害者のものと思しき大量の骨や歯が次々と見つかっている。
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●あっけない最後
デンケは直ちに逮捕されたが、その夜、彼は独房の中でハンカチで首を吊り自殺した。
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几帳面な彼は「仕入帳」を作成していた。そこには素材の氏名、性別、年齢、人種、体重、死亡年月日、仕入にかかった費用に至るまでが事細かに記録されていた。おかげで裁判を経なくても、その犯行の全貌を知ることができたのである。
出典 殺人博物館〜カール・デンケ
別説ではデンケは同性愛者であり、性欲・食欲・金銭欲すべてを満足させるため、若いホームレスを殺害して屍姦してから食用にし、さらに自分で食べるのみならず、その塩漬けや瓶詰を肉屋に卸していたとの説もある。
出典 カール・デンケ - Wikipedia
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