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裁判の判決言い渡し「主文を後回し」が「死刑」を意味するって知っていた?

裁判の判決言い渡し「主文を後回し」は大方「死刑」を意味するって知っていた?例外も多々ありますが、被告を動揺させないため、先に判決理由を言い渡し、判決を後回しにする場合があります。



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光市母子殺人事件や首都圏連続不審死事件の判決公判でも見られた「主文後回し」。
出典 重大事件の判決の法廷で「主文を後回し」にする意味とは? - 弁護士ドットコム


裁判官が刑事事件の判決を朗読する際、通常は主文を先に言い渡し判決理由を後回しにする。
出典 主文 - Wikipedia
一方で死刑判決の場合は判決理由を先に言い渡し主文を後回しする判決が多く、一般的には主文後回しといわれている。


◼︎一般的には主文後回しは「死刑判決」




裁判官が刑事事件の判決を朗読する際、通常は主文を先に言い渡し判決理由を後回しにする。
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一方で死刑判決の場合は判決理由を先に言い渡し主文を後回しする判決が多く、一般的には主文後回しといわれている。


死刑判決において冒頭で主文を言い渡すと被告人が動揺してその後の判決理由を聞かなくなるため、判決理由を被告人によく聞かせるためとされている。
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「もし死刑判決の場合に、冒頭に『主文』を言い渡せば、死刑を宣告された被告人は動揺してしまい、引き続いて朗読される『理由』など落ち着いて聞いていられなくなるからです」と弁護士は語る。
このため、判決公判の冒頭に主文朗読がなされずにまず判決理由の説明が行われることは、「死刑の可能性が非常に高い」と裁判の当事者や報道機関等が判断する材料ともなっている。


ただし、判決の主文と判決理由を読み上げる順番については明確な規定があるわけではない。
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裁判官によっては、冒頭で主文の死刑判決を言い渡し判決理由を後回しにしたり、無期刑判決で先に判決理由を言い渡し主文を後回しにしたりする例外も存在する。


2009年5月、音楽プロデューサー小室哲哉著作権譲渡に関する詐欺事件において、極めて異例ともいえる主文後回しによる判決理由の説明がおこなわれた。
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同月21日から始まる予定の裁判員制度の評議では、まず、有罪か無罪かの判断をした上で量刑を決めることになっており、裁判員制度を意識したものとみられている。ただし、この著作権譲渡に関する詐欺事件を担当した杉田宗久元判事は執行猶予でも主文後回しにすることが多い。


⚫︎死刑判決の冒頭主文朗読の例


・新潟一家5人殺傷事件の1988年3月新潟地方裁判所判決
・東京埼玉連続幼女誘拐殺人事件の1997年(平成9年)4月東京地方裁判所判決
・大阪連続バラバラ殺人事件の1999年2月大阪地裁判決
・附属池田小事件の2003年(平成15年)8月大阪地裁判決
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附属池田小事件では当初裁判長は主文を後回しにする予定だったとされるが、被告人が開廷宣言直後に騒ぎ退廷命令を受けたため、被告人不在となった法廷で主文から読み始めた。


⚫︎無期刑以下判決の主文後回しの例


オウム真理教事件の井上嘉浩への2000年6月東京地方裁判所判決
オウム真理教事件の林郁夫への1998年5月東京地方裁判所判決
マツダ本社工場連続殺傷事件の2012年3月の広島地方裁判所判決
柏市連続通り魔殺傷事件の2015年6月の千葉地方裁判所判決
名古屋大学女子学生殺人事件の2017年3月の名古屋地方裁判所判決
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