【大滝ちぐさ】大阪市東住吉区不倫女児殺人事件
大阪市東住吉区に住民登録がある女児（6歳）が出生直後から行方不明になり殺害された事件。母親の大滝ちぐさが逮捕され、懲役５年の刑が言い渡された。
大滝ちぐさ
◼︎大阪東住吉幼児6年遺棄事件
報道当初は「大滝には学校に入学するはずの6歳の女児がいるはずだが、生存が確認できず行方不明扱いになっており、女児の児童手当を騙し取っている」という事件だった「大阪市東住吉区に住民登録がある女児（6歳）が出生直後から行方不明になっている事件」と新聞は報じていた。平成25年2月9日、大滝ちぐさ（当時35歳）と、夫の清人（当時53歳）は詐欺の容疑で逮捕されたのだ。
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しかし、ちぐさが借りていた兵庫県尼崎市瓦宮のアパートの１室から、一部が白骨化した乳児の遺体が見つかった。司法解剖でも性別がわからないほど、遺体は損傷していた。
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死後２～１０年が経過しているらしい。
遺体はポリ袋で何重にも包まれたうえ、スポーツバッグに入れて押し入れに遺棄されていたとの事。
◼︎事件に至るまでの大滝ちぐさの半生
ちぐさは、府内有数の進学校に小学校から入学した優等生だったが、大学受験に失敗してからは水商売のアルバイトを始めた。その頃に知り合ったのが夫だった。
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ある日、結婚してからも奔放に男遊びをしていたちぐさは、夫ではない別の男との間に妊娠してしまう。しかし、夫には臨月になるまで隠し続け、「中絶する」というと夫は納得したという。ところが、臨月になってから中絶などできるわけがない。
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◼︎女児を出産、そして・・・
平成18年5月11日、大阪市浪速区の病院で出産。5月17日に退院すると、公衆トイレで女児の首を絞め殺し、遺体を家に持ち帰ったが、ひどい臭いに「何とかしろ」と夫に言われ遺棄したのだ。
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5月19日、東住吉区に出生届と児童手当を申請。「病院で出産したのに届け出なければ、発覚すると思った。生活費も必要だった」と後に供述で明かした。発覚するまでに受け取った児童手当の総額は、93万4千円だった。
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自分の娘を手にかけてから逮捕まで、ちぐさは相変わらず奔放に暮らしていた。風俗店で働くかたわら、沖縄旅行に出かけたり、東京ディズニーランドで遊ぶ自分の笑顔を、「フェイスブック」に載せていた。そこには「絶対韓国に行く！食べる！買うー！！」などの言葉もあった。
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◼︎判決
2013年10月4日、大阪地裁での裁判員裁判で、懲役5年が言い渡された。「夫でない男性の子を妊娠し、夫に中絶を約束したことで心理的に追い詰められていた」、詐欺については「殺害を隠すためで、積極的に金銭を得る意欲はなかった」と、田口直樹裁判長は判決の理由を述べた。
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詐欺罪について「だまし取る故意はなかった」と無罪を訴えていた。裁判長は「区役所に請求書を出せば手当が支払われるとの認識はあった」として退けた。
出典 大阪市東住吉区不倫女児殺人事件: ASKAの事件簿
