【裁判員裁判】手紙が届いた!…もし選ばれたら覚えておきたい事
毎年11月に「裁判員候補者名簿への記載のお知らせ」が最高裁から届きます。初めての事でよく分からない!すぐに裁判所に行けばいいのか?どうすればいいのか?まず知っておきたい・覚えておきたい事をまとめました。
◼︎裁判員に選ばれた!
こんなの届いたんだけど・・・・
「裁判員候補者名簿への記載のお知らせ」は,裁判員候補者名簿に登録された方に送られます。
出典 裁判員制度 | 名簿記載通知について
この名簿に登録された方の中から、約1年間に行われる裁判員裁判について、審理の日程が決まった事件ごとに順次裁判員候補者を選定していくことになります。なお、名簿記載通知が届いた段階では、まだ具体的な事件の裁判員候補者に選ばれたわけではありませんので、すぐに裁判所にお越しいただく必要はありません(実際に裁判所にお越しいただくことになった場合には、別途、郵送でお知らせします)。
出典 裁判員制度~裁判所から「名簿記載通知」が届いたら。:政府広報オンライン
新たに裁判員候補者名簿に登録された方に対し,来年,裁判員になる可能性があることを事前にお伝えし,あらかじめ心づもりをしていただくためにお送りするものです。もっとも,この段階では,まだ具体的な事件の裁判員候補者に選ばれたわけではありませんので,すぐに裁判所にお越しいただく必要はありません。
出典 裁判員制度 | 名簿記載通知について
今後,具体的な事件ごとに,裁判員候補者名簿の中から裁判員候補者をくじで選定し,その方に,改めて「裁判員等選任手続期日のお知らせ」をお送りします。はじめて手紙が着た人は第一審査に通過したということです。その後、第二審査が通りますとまた改めて手紙がきます。
出典 裁判員制度 | 名簿記載通知について
候補者名簿に登録されたら、必ず裁判所に行くことになるの?名簿に登録された段階では、まだ具体的な事件の裁判員候補者に選ばれたわけではありませんので、すぐに裁判所にお越しいただく必要はありません。
出典 裁判員制度~裁判所から「名簿記載通知」が届いたら。:政府広報オンライン
手紙が届いたらまず「放っておく」事が対応の一つです。
◼︎対象期間
「裁判員等選任手続期日のお知らせ」は,選任手続期日の6週間前までには発送しなければならないとされていますので,実際に裁判所にお越しいただくのは,このお知らせを受け取ってから約6週間後以降となります。
出典 裁判員制度 | 名簿記載通知について
裁判員候補者名簿の有効期間は,名簿記載通知が届いた翌年の1月1日から12月31日までとなります。したがって,この名簿記載通知を受け取られた候補者の方は,来年にも引き続き「裁判員等選任手続期日のお知らせ」が届く可能性があります。
出典 裁判員制度 | 名簿記載通知について
◼︎調査票で断ることができる
特別な理由がある限り参加することを断る事ができます
裁判員候補者名簿に登録された方には、名簿記載通知と一緒に、調査票が送付されます。この調査票は裁判所において裁判員候補者のご事情を早期に把握し、1年を通じて明らかに辞退が認められる方には、裁判所に足を運んでいただくご負担をおかけしないようにするためのものです。
出典 裁判員制度~裁判所から「名簿記載通知」が届いたら。:政府広報オンライン
「調査票」の内容をご確認いただき、該当する辞退事由などがあれば、必要事項をご記入の上、裁判所へご返送ください。
出典 裁判員制度~裁判所から「名簿記載通知」が届いたら。:政府広報オンライン
辞退の申し出はいつでもできます。この調査票で辞退を申し出なかった場合でも、実際の事件の裁判員候補者に選ばれた際に改めて送付する質問票で辞退を申し出ることもできますし、裁判の当日(選任手続時)に辞退を申し出ることも可能です。
出典 裁判員制度~裁判所から「名簿記載通知」が届いたら。:政府広報オンライン
◼︎裁判員候補者に選ばれる方法
裁判員候補者名簿は、市区町村の選挙管理委員会が選挙人名簿からくじで無作為抽出した名簿を基に、全国の地方裁判所で作成されます。平成25年分の名簿に登録された人数は、全国で25万9,200人です(有権者全体に占める割合は、約400人に1人)。
出典 裁判員制度~裁判所から「名簿記載通知」が届いたら。:政府広報オンライン
裁判員候補者に選ばれたことを、公にすることは法律で禁止されていますので、ご注意ください。
出典 裁判員制度~裁判所から「名簿記載通知」が届いたら。:政府広報オンライン
◼︎裁判員に選ばれて、実際に採用されて裁判所に行くまでには長い道のり
裁判員候補者名簿の中から更に事件ごとに名簿の中からくじで候補者が選ばれます。事件ごとに裁判員候補者名簿の中から,くじで裁判員候補者が選ばれます。
出典 裁判員制度 | 裁判員の選ばれ方
質問票とともに選任手続期日のお知らせが送られます。くじで選ばれた裁判員候補者に質問票を同封した選任手続期日のお知らせを送ります(このお知らせは,法律上「呼出状」と呼ばれています。)。裁判の日数が4日以内の事件では,1事件あたり70人程度の裁判員候補者にお知らせをお送りするようにしています。
出典 裁判員制度 | 裁判員の選ばれ方
選任手続期日裁判員候補者のうち,辞退を希望しなかったり,質問票の記載のみからでは辞退が認められなかった方は,選任手続期日の当日,裁判所へ来ていただくことになります。
出典 裁判員制度 | 裁判員の選ばれ方
6人の裁判員を選任最終的に事件ごとに裁判員6人が選ばれます(必要な場合は補充裁判員も選任します。)。 つまり手紙の第一審査から通過から実際に裁判員になるまでには第三審査まで通る必要があります。
出典 裁判員制度 | 裁判員の選ばれ方
アニメーション「ぼくらの裁判員物語」 字幕あり
「あなたも参加する刑事裁判~裁判員制度が始まります~」
◼︎日当・報酬・手当など
裁判員の方には1日1万円以内,裁判員候補者の方には1日8000円以内の日当をお支払いすることになっています。旅費は,日当とは別にお支払いします。また,遠方等で宿泊が必要な方については,宿泊料についてもお支払いします
出典 法務省:従業員の方が裁判員等に選ばれた場合のQ&A
この日当は,裁判員としての職務等を遂行することによる損失(例えば,保育料,その他裁判所に行くために要した諸雑費等)を一定の限度内で弁償・補償するものです。したがって,日当は,裁判員等としての勤務の対価(報酬)ではありませんので,日当と給与の両方を受け取ることは二重取りにはならず,問題ありません(Q3は,日当を使用者に納付するなどの就業規則を定めた場合に,裁判員法等に違反しないかという観点から解釈を示したものであり,日当を使用者に納付することなどを勧める趣旨ではありません。)。
出典 法務省:従業員の方が裁判員等に選ばれた場合のQ&A