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【神戸小1女児殺害事件】君野康弘の死刑判決は極稀な事例だった

2014年に兵庫県神戸市長田区の小学校1年生の女児が行方不明となり、殺害された事件で君野康弘被告が死刑判決を受けた。被害者が1名の場合の死刑判決は極めて珍しく、今後の控訴審などで減刑される可能性もある。はたしてどうなるのか。まとめ。


君野康弘


神戸長田区小1女児殺害事件


2014年9月に兵庫県神戸市長田区の小学校1年生の女児が行方不明となり、殺害された事件。
出典 神戸長田区小1女児殺害事件 - Wikipedia


捜索していた捜査員が異臭に気付き、雑木林に放置したあったビニール袋から女児の遺体を発見。
出典 【神戸小1女児遺棄】君野康弘容疑者(47)を死体遺棄容疑で逮捕 兵庫県警 - 産経WEST
遺体は頭部や両手がついた胴、両足部分など5つ前後のポリ袋に小分けされた状態で見つかったが、腰の部分だけが見つからなかった。傷みが激しく、性別は判別できない状態だった。


容疑者逮捕
出典 【神戸小1女児遺棄】君野康弘容疑者(47)を死体遺棄容疑で逮捕 兵庫県警 - 産経WEST
現場から約30メートルのアパートに住み、ポリ袋の中から、君野容疑者の名前が書かれた診察券が見つかった。


・女児が行方不明となった2014年9月11日の出来事

午後2時45分 - 下校。祖母宅にランドセルを置いて友人宅へ向かう。
午後3時15分 - 祖母宅から400メートル離れたコンビニの防犯カメラに一人で歩く姿が映る。
午後3時30分 - コンビニ近くの友人宅に行くが友人に会えずに管理人と話しをする。
午後4時30分 - 自宅近くの幼稚園で目撃される。
午後5時 - 交番前の階段で目撃される。
午後5時30分 - 交番から450メートルの大丸山公園、その後、公園から坂道120メートル下った高校のグランド脇で同級生が目撃する。
午後5時30分 - 女児が自宅に戻らないことから母親が親類や友人と捜索。
午後7時05分 - 女児が見つからず、母親が長田署へ。


・事件経過

9月12日 - 兵庫県警が公開捜査。女児の持ち物と思われるリュックサックの写真も併せて公開。
9月16日 - 女児の後ろを歩く容疑者が防犯カメラに映っていたことから、容疑者宅を捜査員が訪問し、任意で容疑者宅を調べる。
9月23日 - 夕方、捜索していた捜査員が異臭に気付き、雑木林に放置したあったビニール袋から遺体とたばこの吸い殻と容疑者名の診察券を発見。
9月24日 - 兵庫県警捜査本部設置。酒に酔い雑木林の方へ向かう遺体遺棄現場から30mに住む容疑者を捜査員が発見し、任意同行をもとめ、前日発見されたビニール袋に中にあった吸い殻とDNAが一致したため逮捕。
9月26日 - 警察の家宅捜査で女児のリュックサックが容疑者宅から発見。
10月14日 - 容疑者を殺人容疑で再逮捕。
10月21日 - 容疑者が殺害を自供。


殺害方法
出典 神戸長田区小1女児殺害事件 - Wikipedia
2014年9月11日午後3時半ごろ、自宅アパート近くの路上で「絵のモデルになってほしい」と女児に声をかけて自宅に誘い入れ、11日中にロープで首をしめ、包丁でつきさすなどして殺害し、16日までにバラバラに切断して遺体を複数のビニール袋に入れて自宅近くの雑木林などに投棄した。


犯行動機
出典 神戸長田区小1女児殺害事件 - Wikipedia
犯行の動機については「殺して女の子の体を触りたかった」「話相手になってほしい」「生きていると叫ばれて、警察に通報されると思った」とし、遺体を切断した理由は「体の中がどうなっているか興味があった」「あとでみたり触ったりしたいと思い、遺体の一部は冷蔵庫に入れた」としている。


1人殺害での死刑判決




残虐性を重視しての死刑判決
出典 【神戸小1女児殺害】際立つ犯行の残虐性、死刑判断へ先例踏襲せず(1/2ページ) - 産経WEST
求刑通り死刑を宣告した神戸地裁判決は、殺害された被害者が1人であることや殺害に計画性がみられないといった形式にとらわれず、事件の残虐性などを重視して極刑を選択した。


被害者が1人である事件での死刑判決は極めて珍しい。
出典 【神戸小1女児殺害】際立つ犯行の残虐性、死刑判断へ先例踏襲せず(1/2ページ) - 産経WEST
過去に被害者が1人で死刑が言い渡された殺人事件では計画性の高いケースが目立っており、裁判員裁判での死刑判決3件のうち2件も上級審で破棄されている(1件は控訴取り下げ)。最高裁も昨年、こうした先行事例との「公平性」を考慮するよう求めていた。
殺人事件の被害者1人の事件で死刑とされた裁判員裁判の判決は4例目となる。


控訴審で「無期懲役」に減刑される可能性
裁判員裁判で死刑判決が出て、控訴審無期懲役になった例もある。竪山辰美被告と伊能和夫被告など。


1人殺害で死刑が確定した事件は殆ど例がない。
出典 死刑に関して  死刑確定事例(2004年以降)
住田紘一(岡山・元同僚女性殺害)
神田司(闇サイト事件)など。