現在も生きる女性死刑囚たち

戦後に死刑が確定した、女死刑囚は14人。そのうち９人は死刑執行により刑死、または病死しており、現在は7人の女死刑囚が各地の拘置所に収監されている。ここではその7人＋アルファを紹介します。

全国に100人以上いる死刑囚たち
出典 www.gettyimages.com

戦後に死刑が確定した女死刑囚は16人。
出典 戦後に死刑判決を受けた女性被告

そのうち9人は死刑執行により刑死、または病死しており、現在は7人の女死刑囚が各地の拘置所に収監されている。ここではその7人を紹介します。

▼富山・長野・連続女性誘拐殺人事件

宮崎知子
1980年2月から3月にかけて、富山・長野の両県で若い女性が誘拐されるという事件があった。犯行現場付近では赤いフェアレディが目撃されており、その手口から2つの事件は同一犯のよるものと見られた。
3月30日、富山市の自営業・宮崎知子が逮捕される。

1998年9月4日に最高裁で死刑が確定。
出典 死刑確定囚リスト

現在、名古屋拘置所に収監中。
出典 死刑確定囚リスト

真犯人は別人と主張としており、即時抗告中。

▼宮崎２人女性殺人事件

石川恵子
宮崎市で父が経営する工務店の資金繰りに困っているのを助けようと、女性2人を殺害して現金を奪ったとして、1996年8月に女性を殺害して現金9500円を奪うとともに、1997年6月には宮崎市に住む知人女性を殺害した2件の強盗殺人事件。

2006年9月21日に最高裁で死刑が確定
出典 戦後に死刑判決を受けた女性被告

現在、福岡拘置所に収監中。
出典 死刑確定囚リスト

「むずむず脚症候群」らしき病気で闘病中。

▼和歌山毒物カレー事件

林真須美
保険金詐欺の他に、1998年7月25日、和歌山市園部の自治会が空き地で開いた夏祭り時、空き地で作っていたカレーライスの鍋に砒素を混入。カレーを食べた67人が急性砒素中毒を発症し、自治会長や小学四年生男児ら4人が翌日に死亡した事件。

2009年4月21日に最高裁で死刑が確定。
出典 戦後に死刑判決を受けた女性被告

現在、大阪拘置所に収監されている。
出典 死刑確定囚リスト

無罪を主張。再審請求、民事訴訟多数行っている。

▼埼玉愛犬家連続殺人事件

風間博子
1993年4月～8月の埼玉愛犬家殺人事件で3名を殺害した事件。

2009年6月5日に最高裁で死刑が確定。
出典 戦後に死刑判決を受けた女性被告

現在、東京拘置所に収監されている。
出典 死刑確定囚リスト

無罪を主張。再審請求を行っている。

▼大牟田市4人連続殺害事件

北村真美
2004年9月に福岡県大牟田市で発生した強盗殺人・死体遺棄事件。被害者側も被告側も家族単位（被害者側は友人を1名含む）で4人ずつ、また裁判で被告である家族4名全員に死刑判決が下った特異な事例である。

2011年10月3日に最高裁で死刑が確定。
出典 戦後に死刑判決を受けた女性被告

現在、福岡拘置所に収監中。
出典 死刑確定囚リスト

▼首都圏連続不審死事件

木嶋佳苗
首都圏連続不審死事件。
木嶋被告のまわりで６人の死亡が確認されている。
「婚活殺人事件」、「婚活大量殺人事件」、「婚活連続殺人事件」とも呼ばれる。

現在東京拘置所に収監中。
出典 戦後に死刑判決を受けた女性被告

▼鳥取県連続不審死事件

上田美由紀
鳥取県鳥取市を中心におこった連続不審死事件。
元スナックホステスの女の周辺で6人の不審死が起こった。

現在広島拘置所に収監中。
出典 鳥取連続不審死事件 - Wikipedia

▼現在裁判中で、時期に死刑囚になるであろう被告

▼関西青酸連続殺人事件

筧千佐子
京都、大阪で相次いだ青酸化合物による連続不審死事件。
この女の周辺では６人の死亡が確認されている。

▼死刑が執行された人物

▼看護師連続保険金殺人事件

吉田純子
看護師連続保険金殺人事件の主犯として３人が死亡した事件。

2010年3月18日に最高裁で死刑が確定。
出典 戦後に死刑判決を受けた女性被告

2016年３月、福岡拘置所で死刑執行。
出典 死刑確定囚リスト

女性死刑囚の執行は４年ぶりだった。

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